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2015
03.11

私のお気に入り 第49回 私とバイク   横山賢治

美和ロック株式会社

横山 賢治

プロフィール

ポリシー:家族や仲間と仲良く楽しく!

座右の銘:「無事是名馬」

好きな作家:江國 香織

好きな食べ物:美味しい物なら何でも!

趣味:音楽・読書・パソコン・バイク

わたしは色々な趣味があります。多くは学生時代から続いているものですが、近年始めた趣味がバイクです。きっかけは学生時代から数えて20年ぶりに原付を購入したことで”風を切って走る爽快感”に魅せられて、もっと自由に、本格的に走れるようになりたいと思いました。44歳にして普通自動二輪免許の取得のため自動車学校に通い始め、3ヶ月ほどで無事に卒業、免許を取得できました。

次はバイク探しです。初心者なので転んで傷をつけるかもしれないし、新車は非常に高いため、中古車をネットオークションで探すことにしました。実車を見られないオークションは賭けのようなものですが、信頼できるバイク屋さんとお付き合いしていたため、引き取りや整備もお願いして、日々良い出物を探していたところ、1台のバイクが気に入りました。スズキのボルティー250TypeTというバイクです。

 

お気に入り1

写真や紹介文で見る限り、程度は良さそうだし、希少なカラーであることも気に入りましたのですが、やや高額だったため、指をくわえて見ていました。しかし、何週間経っても落札されず、ついにオークションが0円スタートへと価格変更になったため、ここが勝負と競り合い、非常に安く落札することができました。家内に黙って購入したので、どう説明するか悩みましたが(笑)お気に入りのバイクが自分のもとにやって来る…その嬉しさは子どもの頃にクリスマスプレゼントを期待する気持ちと一緒でしたね。遠方より輸送されたボルティーをバイク屋さんに見てもらいましたが、一度転倒しているようで、ペダルやハンドルが曲がっていました。違和感のないように調整していただき、ここからわたしのバイクライフが始まったのです。

 

最初はクラッチやギアチェンジに苦心してエンストしたりしましたが、慣れてしまうと走ることがどんどん楽しくなり、街中から郊外へどんどん足を伸ばすようになりました。維持費が安くて高速道路にも乗れる250ccのボルティーは、わたしには十分なパワーで、軽い車体を手足のように操れるようになった!と思っていたところでアクシデントが起きました。渋滞している片側3車線の道路の左車線を30km/hぐらいで走行中、青信号の交差点に進入すると、渋滞中の車の陰から対向車線の右折車両がふいに目の前に出てきました。慌てたわたしは急制動でフロントタイヤをロックさせてしまい、そのまま転倒。わたしは肋骨にひびと足のひどい打撲、ボルティーはあちこち傷だらけになり、バイク屋さんに2週間ほど入院しとなりました。幸い、怪我は順調に回復し、保険会社との交渉で、事故はほぼ相手の過失であると認められたため、医療費はもちろん、修理費も得られたので、ボルティーは多くの部品を交換し、見違える姿になって戻ってきました。

 

それからはより一層安全に気をつけるようになり、安全性の高いヘルメットやエアバック付のジャケットなどを購入、予知安全を徹底しながら山へ、海へと走り続け、中国地方は鳥取県以外すべて訪れました。一般道だけでなく、山奥の林道などを見つけて走るのが楽しくなってきたのですが、それらの道は苔や枯葉が積もっていたり、舗装が痛んで穴や小石だらけだったり、未舗装の場合もあります。そんな道も安心して走れるオフロードバイクが欲しくなり、再びネットオークションでヤマハのセロー225を落札しました。走ってみると、ボルティーとセローではエンジンの特性やカーブでの曲がり方、ブレーキに効き方など多くの点で異なり、これもバイクの面白さだなぁと実感しました。それからは2台のバイクを交互に乗り、お決まりのコースや新しいコースを探して、中国地方を走り回っています。

お気に入り2 

走っていて楽しいのは、山の上や海岸沿いなど、思わずバイクを停めて眺めたくなるような景色に出会うことで、携帯電話のカメラで沢山の写真を撮りましたが、どれも素晴らしい思い出です。また、行く先で美味しい物を食べるのも楽しみで、そんなときはどうしても財布の紐が緩み、家族へのお土産を沢山買ってしまいます。逆に大変なのは夏の暑さや冬の寒さで、真夏の渋滞ではエンジンからの熱と暑さで熱中症になりそうでした。冬の寒さも身体に堪えますが、山間部ではカーブを曲がったとたん雪が残っていたりして、身も心もヒヤッとすることがあります。

 

また、2台とも中古車なので、整備をしていても時々調子が悪くなります。広島県から島根県に抜ける国道488号線は土砂崩れにより、民家のあるところから16kmほど先で通行止めなので、そこまでボルティーで走ってみたのですが、さぁ引き返そうとしたらエンストしてしまい、スターターボタンを押しても何故かセルが回りません。すでに夕方で他の車が通る可能性はなく、携帯電話も通じず、16km歩くには途中の標高1000m以上の山を越えなくてはなりません。飲み物も無く、この山中では熊が出る可能性もあり、真剣に命の危険を感じたため、意を決してバイクの押しがけを始めました。初めての押しがけで、正しいやり方も知りませんでしたが、汗だくになって繰り返しやっているうちにエンジンがかかったものの、クラッチを離してしまいまたエンスト!諦めずに繰り返すこと数度、ようやくエンジンがかかった時の安堵感は忘れられません。再びエンストしないように慎重に元の道を引き返し、民家のあるところまでたどり着いて、自販機のジュースを飲んだときは思わず座り込みました。これ以降はあまり無理をせず、飲み物を携帯し、人里はなれたところは走らないようにしています。

 

最近は仕事が忙しく、走りに行く機会が減ってしまいました。また、一人で気ままに走るのも楽しいですが、仲間同士で走るのも楽しいと思うので、そのような仲間と出会いたいです。バイクはお気に入りの車種を乗り続ければ、費用も余りかからず、自然と季節を存分に感じることの出来る素晴らしい趣味だと思います。整備したり磨いたりという楽しみもあり、所有感も満足できます。もしバイクに興味のある方、今からでは遅すぎることはないので、是非一歩を踏み出してください。人生が変わりますよ!

お気に入り1

 

 

2014
12.24

第47回  えっ?不二サッシってLEDを作ってるの? 不二サッシ(株)渡辺隆司

私は展示ディスプレイ用品に関する商品を見たり、買ったりするのが大好きです。

ある時、知人より「お前の会社、こんな商品を販売してるの?」と聞かれ、何の事なのか全く理解不能でした。すぐに商品を取り寄せ、商品を見た瞬間、厚さ3mmほどの金属の細長い薄い板を曲げただけのような見た目で、一見どういう用途の商品なのかよくわかりませんでした。 「この薄さにLEDが仕込まれているのですよ。」と説明があり、曲がった薄い板を逆さにすると、そのアルミの板の裏面に樹脂でコーティングされたフラットなLEDプレートが埋め込まれていました。

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この場を借りて商品PRさせて頂きます。このデスクライトの特長はなんといってもこの薄さです。

シェードの薄さがわずか3mmで、その中にLEDプレートが埋め込まれているという、他にはないシャープなデザインがとても気に入りました。その薄さから有機ELとも間違えてしまいそうですが、光量も十分にあり、本を読んだり文字を書いたりデスクライトとしてしっかり使用できます。また、3段階の調光機能も備わっていて使用の場に合わせて明るさを調節できます。

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素材は全てアルミニウムで構成され、表面がなめらかでしっとりとした手触りになるように梨地の処理がされており高級感を感じます。実はこの高級感を感じる素材にも意味があるようです。LEDは長寿命と言われていますが放熱をしっかりとしないと熱がLEDチップに悪影響を及ぼし寿命が短くなってしまうそうです。このデスクライトにも使われているアルミニウム素材は放熱性に優れていて、様々な照明器具や熱を発する機器のヒートシンク(熱の放散によって温度を下げる部品)として使用されています。全体がアルミニウムで作られているこのデスクライトは効率よく放熱されるので、機能的な面でも有効なのです。

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徹底的に無駄をそぎ落とし緩やかな弧を描いた独特のフォルムは、存在感がありながらどのような空間にも馴染む、満足するお気に入りのプロダクトです。最近、LED商品は急速に増え「省エネなのは当たり前、光の質が良いのも当たり前」の時代になってきました。価格も以前より大幅に安くなってきた今、ご家庭または職場の照明をLEDに取り替える方も多いのではないでしょうか?

そこでLEDデスクライトを選ぶポイントです。LEDが今までの照明と大きく違う「長寿命」という特長があるが故、今までのようにランプだけを「交換」するタイプのデスクライトは少なくなっています。

一度買ったら末永く付き合うことになるLED照明は、光源はもちろんシェード等も長年の使用に耐えられるよう劣化の少ないもの、またデザインはシンプルで飽きの来ないものも選ぶことをオススメします。

以上のことを踏まえて選んだ「私のお気に入り」は、デスクライトの[alair typeⅡcomposite model](アルエアⅡコンポジットモデル)です。

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2014
11.12

第46回  床の撓みについて      有限会社R・M 榊原 輝二

床の撓みについて         有限会社R・M   榊原 輝二

皆さんは、床の撓みについて、考えられたことがおありでしょうか?

床と梁は一体で、移動するだけです。

建築基準法は撓み角が1/200以下と抑えていますが、是に使われる撓みの事です。

撓みは曲げ撓みとせん断撓みに分けられますが、曲げ撓みは生じません。

理由は、柱頭と柱脚のモーメントを足したら、鉛直時も水平時も零に近くなるからです。

それに比べて、せん断力は柱頭と柱脚が剛でも、必ず出てきます。是が建物の撓みです。

従来の柱の反曲点は、柱の中央ですが、誤りで、柱頭と柱脚に為ります。

柱の中央に反曲点があれば、其処に水平力が有る様になり、今までの、せん断力が、おかしいものに為ります。

反曲点が、柱頭と柱脚に変わる事によって、モーメントも変更しなくてはならない様になります。

私の理論は以上のとおりです。皆さんはどう思われますか?

【連絡先】

㈲R・M 榊原輝二

電話番号 0848-45-3572

 

上記は榊原さん個人の理論です。

(一社)広島県建築士事務所協会 編集委員会

 

2014
10.21

第45回    スニーカー収集      佐藤 直哉

(株)リノベートファーム

佐藤直哉

リノベートファーム佐藤

                                                             【プロフィール】

                                                             ポリシー:何事も諦めない、貫き通す

                                                             座右の銘:鶏口牛後

                                                             好きな作家:道尾秀介

                                                             好きな食べ物:お好み焼き

                                                             趣味:スポーツ全般

私の趣味のひとつにスニーカー収集があります。スニーカーといっても色々なメーカーや種類があります。ナイキ、アディダス、バンズの3メーカーが最も好きで自宅のシューズクローゼットは、常にいっぱいの状況です。

思い返してみますと興味を持ち始めたのが、中学1年生~2年生の頃でした。

当時1990年代中頃は、スニーカー人気が爆発的に高まりました。従来、スニーカーは運動用ですが、一部の商品は品薄状態が続き異常なほどにプレミアム価格が付きました。確か定価の10倍以上で取引されていたものもざらにあったように記憶しております。

その中でも人気の火付け役となったのが、ナイキのエアマックス95(バスケットシューズ)です。

ナイキ

95年発売 ナイキ エアマックス95イエロー

ブームの中心で、中古品であっても高値で取引されていた為に、エアマックス95を履いた人物を襲撃し奪い取る事件(エアマックス狩り)が多発し、社会現象にもなりました。そういったブームの影響があってか、スニーカーが大好きになりました。

ファッションの基本は“足元から”と、今でも思っております。しかし、中学生の自分に買えるような価格のものは少なく月々のお小遣いを貯め、両親を説得し、ようやく手に入れた時の感動を今でも忘れておりません。エアマックス95は流石に買える代物では無かった為、別のシリーズを購入しました。(1996年発売 エアマックステイルウインド カラー 白×黒×赤)当時は今のようなインターネットのインフラも進んでいなかった為、ファッション雑誌を買い漁っては、情報収集し毎月最安ショップの通販価格を調べ問合せ等しておりました。

高校時代は、思春期に入りファッションや髪形を意識する年頃でした。野球部に入部し高校入学時に新調したスニーカー(アディダス スーパースター)を履いて春休みから始まる練習に参加しましたが、1年生は様々なルール、縛りがありました。その中の一つに野球部から支給されるアップ用シューズを通学時も履くことといったものもあった為、折角新調したスニーカーでしたが、1日でお蔵入りとなり通学に履いていけるようになったのが、後輩が出来た高校2年生の頃でした。

大学に入っても熱が冷めることは、ありませんでした。その頃はスケートボードシューズが流行りました。当時あった中区の並木通りのスケートボードショップに欲しい商品の入荷日には、早朝から並び整理券をもらって購入していた思い出があります。(ナイキ ダンクSBシリーズ)一人2足までしか購入出来なかったように思います。補足ですが、その店はプレミアム価格で無く定価で販売されていた数少ない店のひとつであった為、定価で購入しネットオークションで販売するのを目的で買いに来ている方も沢山いました。

今でも定期的に購入し増える一方です。シューズクローゼットを開けると、ニヤニヤしてしまう気持ちの悪い自分がおります。休みの日には、気分やファッションに合わせて履いて行くスニーカーを選ぶのが大好きです。

最近は、当時流行したスニーカーが復刻するケースが各メーカーとも傾向としてあり、私と同世代の方をターゲットにしているなと本当に感じます。

スニーカーお気に入り

お気に入りスニーカー

趣味の中のひとつではありますが、没頭している時には時間も忘れますし、自分なりのストレス解消法であると思っております。

そういったことに関しては、事前に情報収集をしますし、それを手に入れる(達成する)までのプロセスや工程、問題解決を素早く考えます。

私自身にも言えますし、後輩社員にもよく伝えていますが、業務を遂行するに当たり目標達成する為にゴール地点から設計図を描いて行く、こういった発想を持って取り組む意識が大切だと思います。

長くなりましたが、飽きるまでこの趣味は継続し、部屋一室を埋めるぐらいまで続けて行きたいと思っております。

2014
09.08

万葉の旅について                   加納秀一

大成建設㈱中国支店一級建築士事務所

加納秀一

私のお気に入りは、犬養孝著「万葉の旅」(平凡社ライブラリー)です。

著者の故犬養孝先生との出会いは、大学に入学した際、新入生対象の講演会でした。万葉集の世界を分かりやすくお話しして下さり、ご講演の中で、「萬葉旅行之会で山の辺の道を歩きに行くので、皆さん参加して下さい。」とのお誘いがあって、先生のお話にすっかり引き込まれた私は旅行に参加してみました。

万葉集はいろいろな歌が集められて編纂された歌集で、日本各地の地名が詠まれた歌が含まれています。先生は、歌が詠まれた土地に立ち、その風土を理解し、時代に思いを馳せると歌が理解できるとおっしゃっていました。また、古代の歌はメロディーを付けて歌われていたということで、旅行では、先生オリジナルの「犬養節」で歌ってみるというものでした。春や秋には日帰りで近畿を中心に、夏休みや春休みには泊りがけで、山陽・山陰・九州・北陸などへ出かけ、現地で先生のお話を伺いました。建築工学を学ぶ学生でしたが、旅行に数回参加するうちに先生の人柄に魅了されて、先生のもとで萬葉旅行之会のお手伝いをすることになり、いろいろな土地を訪れました。

この旅行会のテキストの一つが今回ご紹介する「万葉の旅」です。先生は万葉の歌とそれが詠まれた土地や風土との関係を研究され、昭和30年代後半に、地名が詠まれたと考えられている場所を隈なく訪ね歩かれ、「万葉の旅」(昭和39年発刊)を著されました。一つの地名が見開きになっていて、右頁に歌の解説、左頁に風景写真という構成となっています。上中下3巻に分かれていて、上巻は大和、中巻は近畿・東海・東国、下巻は山陽・四国・九州・山陰・北陸となっています。

10)私のお気に入り_万葉の旅

平凡社ライブラリーの「万葉の旅」

私は平成24年の秋に関西から広島に異動してきました。広島にいる間に「万葉の旅」に載っている中国地方の万葉の故地を出来るだけ訪ねて廻りたいと思っています。

昨年、25年ぶりに鞆の浦を訪ねました。

海人(あま)小舟(おぶね) 帆かも張れると 見るまでに 鞆の(うら)()に 波立てり見ゆ(巻7-1182)

本文の一節をご紹介します。

「鞆の浦南方海上備後灘一帯は瀬戸内海の東西の潮流がかちあうところだから、人力や風力をたよりにする船の時代には狭い鞆の港もなによりの船泊りだったし、すこし風が吹けば、海上にたちまち白々と三角波の立つようになるのもむかしいまと変りはない。その海上いちめんの白波を“海人の小舟が帆でも張っているのか”と思いまがうこの歌は、いはば古代の新感覚ともいえそうである。潮流のはげしく激しあうところだけに、古代の船旅の人にとっては心細さや不安もまたひとしおで、・・・」(「万葉の旅」下巻P.72)

「鞆の浦に波が立っている」という事象を詠った歌ですが、鞆の浦を目の前にして、この本を読みながら歌を詠むと、イメージが広がり、理解が一層深まります。

対潮楼からの眺めは当時と殆ど変わらず、風景がそのままであったことを嬉しく思いました。

「万葉の旅」は、万葉集への世界へタイムスリップさせてくれるガイドブックです。

皆さんも旅行のお供の一冊に加えていただき、訪れた場所で万葉の世界を味わってみて下さい。

10)私のお気に入り、鞆の浦にて_加納

 

對潮楼より弁天島を臨む著者